インバウンドが消えた日本の流通はどうなる?【新型コロナウイルス関連レポート】

日本の流通業とそれを支えるサプライチェーンが、2020年オリンピック、パラリンピックを前に新型コロナウイルスの発生により厳しい状況に直面している。
これは小売業の危機ともいえる。
2月22日(土)~24日(月)の稼ぎ時の3連休を前に急ぎ大阪⇒京都⇒東京のエリアと店舗を見て回ってきた。
●心斎橋を歩く人が半減(以下)

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●アメリカ村にある若者の聖地、北欧発の雑貨店「フライングタイガー」前。いつもの賑わい無し。

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●客の姿が見当たらない、心斎橋筋商店街のドラッグストア
(販売員の人に話を聞くと中国からの客が途絶え全く売れなくなったとコメント)

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●いつもは、客でごった返すユニクロも閑古鳥が鳴く
(レジでお話を聴くと客数が半減している‥というお話でした)

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更に、花の銀座で信じられない光景を目にする。
●銀座の高級アパレル・レディース専門店が1000円均一???

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●道を挟んだメンズアパレル専門店では<70%off>何が起こってるの?

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お店の方にお話を伺いました。「中国からの団体のお客様が途絶えこれほどまでに売上が減るかという状態になり、緊急のセール、バーゲンを行っています」とのお話でした。


大阪南、京都、銀座とこれまで海外からのインバウンドのお客様で成り立つバブル需要だった事と感じます。(バブルはいつの世も弾ける)このラインより上のエリアが無料で表示されます。


政府は、2020年4000万人(2019年比125%超えの甘い甘い見通し)の訪日客をベースにお金の勘定をはじいているようです。
(一人当たりの日本での消費額20万円×4000万人=8兆円)
実際には、2019年の訪日消費は一人当たり15万円を消費してくれたので4.8兆円でした。(どう考えても4.8兆円⇒8兆円には無理があると思えます)
●2018年月別訪日外国人の推移

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●国別訪日外国人数

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更に、予想もしていなかったブラックスワンのような事件が発生しました。(だれも考えていなかった)


まさに、今回の新型コロナウイルスにより日本経済全体に与える影響は計り知れず大きく、その脆弱さを露見してしまいました。
野村総研によるとこのままコロナ肺炎が仮に一年続いたら観光客は34%減りGDPは0.45%を押し下げる影響がでる。と発表しています。

それでは、このコロナウイルスに対して乗り越えるための対応はどのようにすればいいのでしょうか?

現実にコロナウイルスの問題で起こった事実は何だったのか?
整理しkeywordを考えてみよう。

1. インバウンド客の日本敬遠が起こる?
来日してくれる人達にとって、美しい国、優しい国、日本が、「疫病が蔓延している怖い国」という現実を海外、世界へ情報を拡散しました。
インバウンド需要で隆盛だった企業は、抜本的な改革が必要
2. モノ作りの国「中国」
日本とサプライヤーチェーンで繋がる国、中国、その国からモノができてこない。日本企業の多くは、部品、製品共に中国に生産を依存している場合が多く。
① 蔓延している疫病の中で、どのように生き残るか?
② 猛威が過ぎ、鎮静化した時どのようにして打って出るか?
③ このような時にこそ、問題は見えてくる。(静かに客の声に耳を傾ける姿勢)
3. 疫病が抑制できたとして需要は戻ってくるのか?
① 疫病が流行る前から既に下降線を辿っていた。
② これからの時代(顧客)にマッチした新たな商品をどうするか
③ ネット販売の力は強くなっていた。リアルは見直しの時だった。
4. 「真実の見極め」
「変革・革命」が必要になる
※基本的に客のためにやれてなかったことがほとんど。
(新型コロナウイルスが発生して悪い理由を押し付ける隠れ蓑ができただけ。)

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